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束熨斗宝珠蒔絵太鼓胴

たばねのしほうじゅまきえたいこどう

概要

束熨斗宝珠蒔絵太鼓胴

たばねのしほうじゅまきえたいこどう

漆工 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸時代/18~19世紀

木製・挽物・漆塗

直径26.4cm 高14.5cm 重量751g

1筒

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 GK21

独立行政法人日本芸術文化振興会

未指定

太鼓は能楽で用いる打楽器で、胴・革・調べ緒から成り、木製の台に掛けて2本の撥(ばち)で演奏する。胴は直径26センチ、高さ15センチほどで、欅(けやき)や栴檀(せんだん)で作られる。革は牛革を用い、胴と革は調べ緒で連結され、きつく締め上げられる。
 欅の挽物で内側に麦藁カンナがある太鼓胴である。外側は玉梨子地に金粉と青金粉の高蒔絵で、束ね熨斗の上の3つの火焔宝珠を表したもので、ほぼ同趣の模様を前後両側に施したものである。革・掛台・外箱が附属し、GK21~23で一具となる。
 シテ方観世流・楠川正範(1907~1969)師の旧蔵品である。

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