華厳経 巻第四十六(二月堂焼経) けごんきょう

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日本
奈良時代
紺紙銀字
縦26.7㎝ 長997.0㎝
一巻
東京都港区南青山6-5-18
根津美術館
重要文化財

天地に焼痕のある一群の六十巻本『大方広仏華厳経』(東晋仏陀跋陀羅訳)の分かれで、東大寺に二巻が蔵されるほか、断簡が世にひろく伝存する。本館にはこの焼痕のある巻第四十六の一巻と、巻第五十二残巻一巻が存する。その焼痕は東大寺二月堂が、寛文7年(1667)2月14日に炎上した際、火中から取り出されたことによるもので、「二月堂焼経」と通称される。
巻子装で料紙は紺紙、界および経文を銀泥で書写しており、文字の表面が、猪牙を用いて瑩いたらしくなお白い輝きを放つことから、別に「プラチナ経」の名がある。書風は唐風の整斉として謹厳な、天平年間の写経全盛期のものとみられ、天平16年(744)聖武天皇の勅により、東大寺においてはじめて設けられた華厳会の際の料として書写された可能性が指摘される。紺紙と銀字による写経は、平安期の紺地銀字『法華経』(滋賀・延暦寺蔵)が知られる程度で貴重とすべきである。

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