饕餮文尊  とうてつもんそん

金属製品類 / 殷(商) / 中国 

中国
殷時代
青銅
総高54.0㎝ 口径48.1㎝
一個
東京都港区南青山6-5-58
根津美術館
重要文化財

胴部が大きな有肩尊である。口縁下の勁部には蕉葉文を並べ、その下部には頭がひとつで左右に胴を持つ夔文が置かれている。肩に付けられた犠首は、これを頭にして左右に胴部があらわされている。胴と脚部に付けられた六本の稜は、あまり目立たないが、これを鼻にした饕餮文は胴で巻いた耳を持ち、脚部では流れた形の耳となっている。総体に文様の肉彫りは薄く、あまりはっきり見えないが、器の内底に鋳出された「亞■」の図像文字から、これも同じ銘を持つ斝や罍と一具をなすものと考えられる。河南省安陽市候家荘殷墓から出土したと伝える。<BR/>これとおなじような尊が同じ殷墟の婦好墓から出土している。この墓は1976年に殷墟遺跡の宮殿・宗廟区の西南に発見された。青銅器四六〇点をはじめとして、当時の商王朝の隆盛を物語る大量の副葬品が出土した。これらの青銅器には「婦好」とともに「司母辛」の銘文が見られるため、墓主は二十二代武丁の妻、婦好であるとされ、この発見によっT殷墟の編年が進展したのである。

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