三朝のジンショ
みささのじんしょ
概要
三朝のジンショは、鳥取県三朝町に伝承される五月節供の綱引き行事で、5月3日に綱からみと呼ばれる綱を綯う作業が行われ、翌4日の夜に地区の中央を走る路上で綱引きが行われる。綱は山から切り出した藤蔓で作られ、長さ約80m以上、重さ約4tにも及ぶ。地区を2分し、東と西の対抗で行われ、雌雄の大綱の頭部をカセギと呼ばれる樫の木の棒で結合させて激しく引き合う。東が勝つと豊作、西が勝つと商売繁盛となるとされる。また勝負がはじまる前に、綱を地面に打ち付けるように曳き出すことで、邪気や災厄を祓うともいわれる。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)