柏木川4遺跡土坑墓、旧河道出土品(石器1、土器5、土製品2、繊維製品6ブロック48点)
かしわぎがわよんいせきどこうぼ、きゅうかどうしゅつどひん
作品概要
平成17~18年度、市内柏木町を流れる柏木川の河川改修事業に伴い、柏木川4遺跡で(財)北海道埋蔵文化財センターが発掘調査を実施した。調査によって、晩期後葉の土坑墓(KP-397)が調査され、服装品として土器、土製品などが出土した。とくに手形付土製品と足形付土製品は希少性と縄文時代の親子の強い結びつきを示す資料として貴重である。また、泥炭層から出土した編布は、縄文時代の布製品としては全国で最も残存状態が良く、製作技術の高さ、複雑な編み方を見せており、世界的に貴重な資料といわれる。