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萩月図襖

はぎつきずふすま

概要

萩月図襖

はぎつきずふすま

日本画

鈴木其一  (寛政8(1796)-安政5(1858))

すずききいつ

日本

江戸時代後期

絹本着色 襖(四面)

174.2×292.0cm

4

鈴木其一は、江戸琳派の画家酒井抱一(松平不昧と懇意だった姫路藩主酒井忠以の弟)の弟子である。白と薄紅色の穂を付け、しなやかに枝を垂れる萩が、夜風に揺られているさまが描かれている。楕円形に欠けた月が浮かぶ、絹地の画面全体に銀泥を掃くことにより、鈍く柔らかい月光に満たされた無限の空間をつくりだしている。萩の花房と葉を、色調を変えながら緻密に描き分けるところに、其一の繊細な感覚がうかがえる。

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キーワード

琳派 / 其一 / 酒井 / 抱一

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