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旧沼津御用邸苑地

きゅうぬまづごようていえんち

概要

旧沼津御用邸苑地

きゅうぬまづごようていえんち

その他 / 明治 / 大正 / 中部 / 静岡県

静岡県

明治時代~大正時代

静岡県沼津市

指定年月日:20161003
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

沼津市の狩野川(かのがわ)河口東方の島郷(とうごう)海岸に位置する。島郷海岸は,波静かで遠浅の海浜を成して白砂青松(はくしゃせいしょう)の風致景観を呈し,夏季は涼しい海風により避暑地,冬季は西方の牛臥山(うしぶせやま)と防風林が季節風を遮って避寒地として保養の適地である。苑地は旧本邸・東附属邸・西附属邸の3つの区域から成る。旧本邸の区域は明治26年(1893)に竣工し,順次整備を重ねた。明治時代後半には皇室子弟の教育施設としての整備が進められ,明治36年(1903)には東附属邸を,明治38年(1905)には本邸西側に位置していた養育係,川村純義(かわむらすみよし)の別荘を西附属邸として整備し,大正11年(1922)には全容が整った。旧本邸建物は昭和20年(1945)の空襲によって焼失したが,クロマツ林と芝生地,そして,海浜に臨み,富士山・牛臥山等を望む苑地は今も風致景観をよく保持しており,昭和44年(1969)の御用邸廃止後は,沼津御用邸記念公園として沼津市が管理している。近代における近郊海浜保養地の優れた風致景観を伝える事例として重要である。

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