加賀鳶

日本画 

小林古径 (1883-1957)
コバヤシ、コケイ
明治42年/1909
彩色・絹本・軸・1幅
85.7×115.4
右下に落款、印章
日英博覧会 1910

24
加賀鳶

小林古径

一幅
絹本着色
縦八五・七 横一一五・四
明治四十二年(一九〇九)
東京国立近代美術館


江戸にあった加賀前田藩の屋敷お抱えの火消しを、加賀鳶と呼ぶ。その名の通り鳶職人によって構成された彼らは威勢の良さで知られ、歌舞伎にも取りあげられた。この作品は、前田家が明治四十三年にロンドンで開かれる日英万国博覧会に出品する際に描かれたもの。古径(一八八三−一九五七)に「加賀鳶」の主題を依頼するにあたっては、岡倉天心自らが動いた。その折り天心が、江戸の風俗だからといって、菱川師宣などではなく、「モットモット高いところ、結局信貴山縁起[絵巻]位まで遡って標準を置いてみよ」と諭したその言葉は、古径一生の信条となった。行き交う人の流れと、炎と桜花によって示される風の動きとが、整然とした建物の間に入り組みつつ躍動する有様を良くまとめあげられた佳品である。古径は新潟県高田生まれ。梶田半古に師事、絵画共進会、国画玉成会、文展に出品。今村紫紅の紅児会や原三渓の古美術研究会に参加。やがて古典を踏まえて線を求道する画風を確立する。(保坂)


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