油彩画 

靉光 (1907-1946)
アイ−ミツ
昭和11年/1936
油彩・キャンバス・額・1面
96.0×141.0
個展 広島、中国新聞社 1938

40 靉光(1907−1946) 馬 1936年

 広島県生まれ。本名石村日郎。太平洋画会研究所で学ぶ。1926年二科展入選、38年の第8回独立美術協会展で≪眼のある風景≫が独立賞受賞。43年松本竣介らと新人画会の結成に参加する。46年上海で戦病死。
≪馬≫は、30年代末の「シシ」の連作や≪眼のある風景≫などに一つの頂点をみる、塗っては削り、削っては塗り重ねるという作業の繰返しを特色とする作品群に位置づけられる。この技法は、一面では描かれる「対象」の崩壊を誘発する。一説にはアジャンタの壁画に描かれた群馬をモチーフにしたとも言われ、極端に抉られた腹、かぼそい四肢のうなだれた馬は、崩れ落ちつつある壁面に描かれたかのような様相を呈する。しかしその一方、この技法の持つ積層性によって獲得される堅固なマチエールや構築性と、下層の色彩が部分的に透過するという油絵具の透明性を生かした繊細な色彩変化とにより、そこには重層的で奥深い絵画「空間」が出現する。

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