絵葉書「伏木測候所」
えはがき「ふしきそっこうしょ」
概要
絵葉書「伏木測候所」
えはがき「ふしきそっこうしょ」
きたむらしょてん,つついせいかどう
富山県高岡市
大正7年~昭和7年/1918~32年
紙・葉書・コロタイプ印刷(モノクロ)
縦9.1cm×横14.2cm
1葉
富山県高岡市古城1-5
資料番号 1-05-25
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)
高岡市伏木の富山県伏木測候所(現高岡市伏木気象資料館)が印刷された未使用の絵葉書である。
裏面には明治42年(1909)に伏木町臥浦字享田(現伏木中央町)から伏木町古国府字東舘(現高岡市伏木古国府)に移転建築された測候所を、向かって左斜めから撮影した写真がコロタイプ印刷されている。下部には右読みで「越中伏木測候所」「(北村書店發行)」と青色で印刷されている(北村書店は現在伏木中央町に所在)。
表面にはすべて青色で、上部に右読み「郵便はかき」、左側に「CALTE POSTALE」(仏語で絵葉書)、「Union Postale Universelle.」(仏語で万国郵便連合)、「TSUTSUI SEIKWADO SEI./KANDABASHI,TOKYO」と印刷されている。通信文記載部分が全体の1/2という形式のため、絵葉書が発行されたのは大正7年~昭和7年(1918~32)と考えられる。
また、写真の撮影年代については、測候所の屋根に塔屋(望楼)が設けられているため、測候所が移転建築されてから塔屋が取り壊されるまで、すなわち明治42年~昭和13または14年(1909~38または39)の間であると考えられる。
<参考>北日本新聞社編『富山大百科事典 電子版』(平成29年1月11日アクセス)
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高岡市立博物館