大禰宜家所蔵資料
(香取神宮境内古絵図元絵図)
おおねぎけしょぞうしりょう
(かとりじんぐうけいだいこえずもとえず)
概要
大禰宜家所蔵資料
(香取神宮境内古絵図元絵図)
おおねぎけしょぞうしりょう
(かとりじんぐうけいだいこえずもとえず)
(江戸時代以前カ)
絹本、彩色、元掛幅装
香取神宮の正神殿及び周辺の摂社、末社など境内地を俯瞰的に描いた絵図である。既市指定「大禰宜家所蔵資料」のうちの「香取神宮境内古絵図」(推定元禄13年)の元図と考えられる。
細かな差異はあるものの、全体として「古絵図」と近似した構図である。画面中央のやや上寄りに正神殿と中門や渡殿などの付随する建物、その下方に楼門と一の鳥居を描く。楼門の左側には、山門や鐘楼、三重塔など神宮寺関連施設と二の鳥居を描く。また、右上には側高神社と思われる建物を配置する。
古絵図や建仁2年(1202)の様子を描いた神幸祭絵巻「権検非違使家本」の正神殿との比較から、元絵図は鎌倉時代の正神殿を描いたものと推察される。
本紙寸法 縦245.0㎝×横174.5㎝
1点
香取市指定
指定年月日:20160905
有形文化財(美術工芸品)
当家伝来