河内国茨田郡大枝村中村家文書(一括)
かわちのくにまったぐんおおえだむらなかむらけもんじょ(いっかつ)
概要
河内国茨田郡大枝村中村家文書は、昭和48年、守口市に寄贈された河内国茨田郡大枝村の庄屋家文書である。中村家は遅くとも文政年間(1818-30)末頃から幕末まで大枝村の庄屋を務めていたものと思われる。庄屋就任以前の文書も含まれるが、庄屋の交代に際して、検地帳・宗門改帳・村明細帳等村政に関わる文書群は新しい庄屋に引き継がれたことから、近世初頭来の村政文書も中村家に伝来したと考えられる。中村家の私的経営・家政文書類も含まれており、中村家文書は公文書と私文書が混在して伝来する近世庄屋家文書の典型といってよい。