日本三代実録
にほんさんだいじつろく
概要
平安時代中期に編纂された清和、陽成、光孝天皇の代である天安2年(858)から仁和3年(887)の国史。日本書紀、続日本紀など六国史のうちの一つ。宇多天皇の命により編纂され、醍醐天皇の延喜元年(901)、藤原時平らの手で完成。本資料は、江戸時代末期の刊。平安時代、9世紀後半の国史であり、様々な記事が見られるが、伊予国関係では貞観8年10月23日条の宇和郡を分割して宇和郡、喜多郡とする記事(巻十三)、貞観9年11月10日条の伊予国宮崎村に海賊が群集掠奪する記事(巻十四)や貞観12年8月28日条の大山積神、磯野神、野間神などに神階叙位する記事(巻十八)が見られる。
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愛媛県歴史文化博物館