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伊予宇和島藩領地図(元禄伊予国絵図部分)

いようわじまはんりょうちず(げんろくいよくにえずぶぶん)

概要

伊予宇和島藩領地図(元禄伊予国絵図部分)

いようわじまはんりょうちず(げんろくいよくにえずぶぶん)

絵図・地図 / 江戸 / 愛媛県

江戸時代中期

紙本著色

185cm×336cm

1舗

愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2

参考:特別展図録『国絵図の世界~甦る正保伊予国絵図~』2024年 愛媛県歴史文化博物館

愛媛県歴史文化博物館

伊予国のうち、宇和島城を中心に宇和郡の一部を描いた大型の絵図。北側は卯之町・明石村(現西予市宇和町)あたりから、南側は由良半島の南の柏村(現愛南町)あたりまでの範囲が描かれている。絵図の北側と南側が中途で切れていることから、本来は伊予一国を描いたものが、何らかの事情により東中予及び南予の一部が欠落したとも考えられる。村の所在と石高・街道・山地・河川・海路などが詳細に記されており、南予の地勢を概観することができる。書き込まれている宇和郡の石高13万409石は、元禄郷帳の石高と一致することから、大まかにはそれ以降の絵図と判断することができる。また、詳細な国境の註記など幕府による元禄国絵図の特徴に似ていることから、あるいはその下絵図か写しとも考えられる。

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