宇和郡藤江浦絵図
うわぐんふじえうらえず
概要
宇和郡藤江浦絵図
うわぐんふじえうらえず
歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 絵図・地図 / 江戸 / 愛媛県
江戸時代後期
紙本着色
107.0㎝×114.0㎝
1舗
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
愛媛県歴史文化博物館
宇和島城下の北側、須賀川河口に位置する藤江浦が中心に描かれた絵図。当初は須賀浦といっていたが、天明3(1783)年から藤江浦と改称した。絵図では村内にあった宇和島藩の水軍基地ともいえる御船手が中央に描かれている。住吉山の南側には「常燈」(灯台)や船の出入りを監視する番所が設けられており、そこから水路に沿って船を進めていくと、左右の両岸に藩船を格納する船蔵などがあった。御船手の前方の海には、元文元(1736)年に造成された富包新田が見える。