倉沢人形歌舞伎 くらざわにんぎょうかぶき

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無形民俗文化財 / 東北 

岩手県
岩手県花巻市
選定年月日:20190328
保護団体名:倉沢人形歌舞伎保存会
備考:
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

倉沢人形歌舞伎は,全国各地に分布する人形芝居のなかでも,東北地方各地に伝承されている裾突っ込み式,挟み式一人遣いの一つであるが,歌舞伎を人形で演じるという姿勢を有する希少な事例である。人形遣いが歌舞伎の演技演出を習得し,かつそれぞれ役の台詞を担当するなど,特徴ある内容を有している。
倉沢人形歌舞伎は,岩手県花巻市東和町(とうわちょう)倉沢(くらざわ)に伝承され,歌舞伎の上演内容を人形に移して演じる姿勢を有し,役の台詞を人形遣いが発するなどの点で,特色のある人形芝居となっている。人形は一人遣いを基本とし,人形の裾から片手を入れて操る裾突っ込み式で,かつ差し入れた手の人差し指と中指で人形の首(かしら)を挟み,親指と小指で人形の両腕を操作する挟み式という形態である。上演は舞台浄(きよ)めの「三番叟(さんばそう)」に始まり,最後は「景色(けいしょく)」という短い踊りで打ち出しとなる。この間に演じられる演目は「本朝廿四(ほんちょうにじゅうし)孝(こう)十種(じゅしゅ)香(こう)の場(ば)」「絵本(えほん)太(たい)功記(こうき)尼ケ崎(あまがさき)の場」「傾城(けいせい)阿波(あわ)の鳴門(なると)巡礼歌(じゅんれいうた)の段(だん)」「奥州(おうしゅう)安達(あだちが)原袖(はらそで)萩(はぎ)祭文(さいもん)の場」などが伝えられ,竹本(たけもと)(義太夫(ぎだゆう)節(ぶし))の演奏と,人形遣いによる各役のせりふが掛け合いで演じられる。これらの多くは歌舞伎の代表的な義太夫狂言であるが,いっぽうで竹本を用いない「戸隠山(とがくしやま)岩見(いわみ)重太郎(じゅうたろう)大狒(ひひ)退治(たいじ)の段」のように,近隣地域に伝わる人形芝居…

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