浮彫り西洋婦人文水注
ウキボリセイヨウフジンモンスイチュウ
概要
器体の中程に継ぎ目が残る、型作り成形による急須です。側面に施された西洋婦人像のレリーフは、銅版画などを参考にしたのでしょう。蓋裏面に楕円形の印銘「木米」とあることから、京都の陶工・青木木米(1767-1833)の作と考えられています。
木米は、京都で磁器を創製した奥田頴川(1753-1811)に師事し、中国やオランダ陶器を写した煎茶道具を手掛けています。なお、収納箱には「木米製/阿蘭蛇形急須」の書付が残っています。
【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】
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