青塚古墳
あおづかこふん
概要
青塚古墳
あおづかこふん
香川県
青塚古墳は、観音寺市原町の一ノ谷池東畔を南北に沿う形で伸びる青塚集落の北部、三豊平野南半部の低丘陵地の東縁標高30m前後に位置している。
昭和22年に当時観音寺第一高等学校教諭であった石川巌氏によって墳丘測量図の作製が行われており、測量図から読み取れる現地の地割状況及び地形、表際された円筒埴輪片から、5世紀中葉~後葉に築造された盾形周濠を配する全長44mの帆立貝式前方後円墳と考えられてきた。墳丘部分は昭和45年に市史跡に指定されており、丸山古墳(室本町)とともに阿蘇凝結凝灰岩製の石棺を有する古墳時代中期の有力首長の墳墓であると考えられている。
平成28年度には観音寺市教育委員会によって測量調査および発掘調査が実施され、調査の結果、周囲に周濠を有する帆立貝式前方後円墳であることが実際に明らかとなった。
観音寺市原町26番地・29番地1・30番地1・30番地2
観音寺市指定
指定年月日:19700312
・小林スミコ(「コ」は変体仮名)
・青塚自治会
記念物