青井戸茶碗 土岐井戸
あおいどちゃわん ときいど
概要
【本館用】青井戸茶碗とは、井戸茶碗のうち、胴がほぼ直線的に広がり、高台が低く削り出されているものをいう。釉がよく溶けた部分は比較的赤みが強く、高台近くに釉が一筋白く流れて景色をなし、高台の周囲には梅花皮(かいらぎ)とよばれる釉のちぢれが現れて、見所となっている。(20070508_h04)(130226_140520_h04)
【東洋館】かつて土岐丹後守が所持したことから「土岐井戸」と呼ばれる碗。高台は低めで、直線的に立ち上がった形をしており、胴部には轆轤+ろくろ+目が粗く残ります。このような碗は「青井戸」と分類されています。釉は赤みが強く、表面には貫入と呼ばれるヒビがみられます。