黒曜石原石 こくようせきげんせき

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考古資料 / 旧石器 / 北海道 

出土地:北海道遠軽町白滝出土
旧石器時代(後期)・前18000年
石製(黒曜石)
長14.5-22.5
1個

 黒曜石(こくようせき)は、マグマの一部が急速に冷え固まってできた火山岩です。黒く光り、へりが刃のように鋭いのがわかりますね。黒曜石は別名天然ガラスといわれ、旧石器時代から縄文時代を通じ、弥生時代に鉄が伝わるまでさまざまな道具の主要な材料でした。旧石器時代にはナイフ形石器や槍の先端などに、縄文時代には矢じりによく使われました。また、狩猟用だけでなく、動物の皮をなめすなど、加工用のツールとしても用いられました。
 主要な産地は北海道の置戸(おけと)や白滝(しらたき)、長野県の霧ヶ峰(きりがみね)、佐賀県の腰岳(こしだけ)などです。こうした産地から200km以上離れた場所でも、黒曜石とそれを加工した石器が一緒に発掘されています。たとえば、現在の関東近郊に住んでいた人々も、黒曜石を求め長野県の産地まで出かけていったのです。生活の道具の大半が石器であった時代には、それだけ重要な石だったのですね。黒曜石は、その成分を調査すると、産地を特定することができます。つまり、先史時代のものの動き、ひとの動きを、黒曜石から読み解くことができるのです。黒曜石は、まさに先史時代を象徴する石だといえるでしょう。

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