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擬鼈甲櫛・笄・前小僧・位置止

ぎべっこうくし・こうがい・まえこぞう・いちどめ

概要

擬鼈甲櫛・笄・前小僧・位置止

ぎべっこうくし・こうがい・まえこぞう・いちどめ

その他 / 江戸

江戸後期~明治初期/19世紀

馬爪

櫛4.1×9.1・笄長29.6・前小僧長16.8・位置止長6.4 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

独立行政法人日本芸術文化振興会

鼈甲に擬した馬爪(ばず)製、町形の挿櫛と笄・角耳の前小僧・位置止の揃いである。町形の形状は、京都で宝暦9年(1759)に刊行された『圖式雛形/蒔繪大全』に図示され、また江戸では高原形とも呼ばれて明和・安永期(1764~1781)に流行したともされる。角耳は『玳瑁亀圖説』では京耳ともされ、京・大坂から伝播し、江戸では弘化頃以降に流行した。鼈甲は舶載の高級品で、馬爪製の櫛類は享和年間(1801~1804)に鼈甲が高騰した際に考案されて流行した。 花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2012)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

鼈甲 / / / 流行

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