寒山拾得図(禅機図断簡)
かんざんじっとくず ぜんきずだんかん
概要
寒山拾得図(禅機図断簡)
かんざんじっとくず ぜんきずだんかん
制作地:中国
元時代・14世紀
紙本墨画
35×49.5
1幅
銘文:仏慧浄弁円通宝大師壬梵因 宣授汴梁上方祐国大光教禅寺住持 ; 人言洞裏桃華煙未必人間有此枝 ; 児童不識天辺雪把乍揚華一倒看 ; 釈氏陀羅酔余玄墨 ; 三昧正受 ; 寒山拾得両頭陀或賦新詩或唱歌試問豊干何処去無言無語笑呵々 ; 楚石 ;
国宝
因陀羅【いんだら】は、本図の款記より、法名を壬梵因といい、開封【かいほう】の大光教禅寺に住し、大師号を授けられた高僧とわかります。本図は禅林とその周辺の人物にかかわる逸話を主題にした禅機図巻(ぜんきずかん)の断巻といわれます。浅野家旧蔵品。(植松氏執筆)(20180828_t08)
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東京国立博物館