春江細雨図 光緒9年春
シュンコウサイウズ コウショ9ネンハル
概要
明治時代に来日した清朝末期の文人・王冶や梅(名は寅)が描いた雨に煙る山水の図である。水気の多い滲んだ筆墨は宋代の米べい芾ふつ・米友仁父子が得意とした「米法山水」を彷彿させる。「癸未春日」の年紀は明治十六年(一八八三)の春であり、王冶梅が岡山県倉敷市児島で製塩業を営む野﨑家にて同家ゆかりの「三宅先生」宛てに揮毫したことを示す。
シュンコウサイウズ コウショ9ネンハル
明治時代に来日した清朝末期の文人・王冶や梅(名は寅)が描いた雨に煙る山水の図である。水気の多い滲んだ筆墨は宋代の米べい芾ふつ・米友仁父子が得意とした「米法山水」を彷彿させる。「癸未春日」の年紀は明治十六年(一八八三)の春であり、王冶梅が岡山県倉敷市児島で製塩業を営む野﨑家にて同家ゆかりの「三宅先生」宛てに揮毫したことを示す。
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