五十嵐家は、現高岡市内島の代々十村を務めた家。十村最高位の8代孫作(1761～1819)や、和算家・国学者の9代篤好(1793～1861)を出した。11代政雄(1850～1934)は石川・富山県議。屋敷跡は現高岡市立五位小学校。
政雄の写真は3点確認されており、それと比較すると①・⑤・⑦は政雄と思われる。

①寸法：縦9.9cm×横6.8cm
11代五十嵐政雄と思われる、着物に帽子をかぶり、手に煙管を持って椅子に腰掛けている男性。

②寸法：縦10.1cm×横7.2cm
着物の男性と女性。間に椅子と生け花がある。

③寸法：縦9.9cm×横7.8cm
着物の男性（腰から上）。

④寸法：縦11.1cm×横7.8cm
スーツ姿の男性。向かって右側に椅子。

⑤寸法：縦9.5cm×横6.6cm
政雄（着物）と着物の女性。女性は椅子に腰掛けている。

⑥寸法：縦10.1cm×横7.3cm
着物の男性（腰から上）。

⑦寸法：縦9.8cm×横7.3cm
　年代：明治6年(1873)1月18日
着物の男性2名。政雄（帽子を持って椅子に腰掛けている）と、外套を羽織って床に座っている人物。
木製ケース入り。蓋表墨書「写真」、底面墨書「二千五百三十三年癸酉一月十八日／於高岡写之」。


＜参考＞
五十嵐政雄写真掲載（『富山県議会史』2巻，昭和54年。『越中の群像』富山新聞社，桂書房，昭和59年。出典不明(新聞か。「富山県政物語り(六)」)）