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四代目中村駒之助の亀井六郎、四代目三枡源之助のよし経、二代目尾上多賀之丞のしづか、初代市川右団次の狐忠信

よだいめなかむらこまのすけのかめいのろくろう、よだいめみますげんのすけのよしつね、にだいめおのえたがのじょうのしずか、しょだいいちかわうだんじのきつねただのぶ

概要

四代目中村駒之助の亀井六郎、四代目三枡源之助のよし経、二代目尾上多賀之丞のしづか、初代市川右団次の狐忠信

よだいめなかむらこまのすけのかめいのろくろう、よだいめみますげんのすけのよしつね、にだいめおのえたがのじょうのしずか、しょだいいちかわうだんじのきつねただのぶ

木版画 / 明治

二代長谷川貞信

にだいはせがわさだのぶ

上演:明治9年(1876)4月 大阪堀江芝居「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」

中判錦絵四枚続

25.8×18.5、25.9×18.5、25.7×18.6、25.5×18.2 (cm)

落款:貞信画
絵印あり
版元:浅井金次郎
登録番号5519
芝居版画等図録3-103

本作は四段目「河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」。館に身を寄せる義経の元に、家臣の佐藤忠信が参上する。愛妾静を預けたはずの忠信の言動を不審に思った義経は六郎を呼び、捕らえようとするところに、静と供の忠信がやってくる。供の忠信は実は狐で、義経が静に与えた初音の鼓は両親の皮で作られていたことが明かされる。舞台の大道具は御簾のみ、狐手や狐火で忠信の正体が視覚的に表現されている。明治の浮世絵らしく赤と紫が印象的な豪華な大首絵である。

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