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二代目嵐璃寛の古手屋八郎兵衛、二代目沢村国太郎の女房おつま

にだいめあらしりかんのふるてやはちろべえ、にだいめさわむらくにたろうのにょうぼうおつま

概要

二代目嵐璃寛の古手屋八郎兵衛、二代目沢村国太郎の女房おつま

にだいめあらしりかんのふるてやはちろべえ、にだいめさわむらくにたろうのにょうぼうおつま

木版画 / 江戸

柳斎重春  (上演:文政13年(1830)8月 大坂中の芝居「花楓浪速詠(はなもみじなにわのながめ)」)

りゅうさいしげはる

上演:文政13年(1830)8月 大坂中の芝居「花楓浪速詠(はなもみじなにわのながめ)」

大判錦絵二枚続

37.0×25.0、37.0×25.0 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:玉柳亭重春画
版元:本屋清七
登録番号81491
芝居版画等図録18-032

独立行政法人日本芸術文化振興会

元禄15年(1702)7月に起こった、古手屋八郎兵衛による丹波屋娘つまの殺害事件は直後に歌舞伎芝居三座で競演され、その後もしばしば上演されていった。愛する八郎兵衛のためお妻が偽りの愛想づかしをする場面は、寛政10年(1798)7月、大坂角の芝居で上演された「文月恨切子(ふみづきうらみのきりこ)」からの演出である。本作は漆黒の闇の中、愛想づかしを誠と思い込んだ八郎兵衛が手に包丁を握りしめてお妻の髪を引っ張る、逼迫した殺しの場面を描く。

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