文化遺産オンライン

山水図

さんすいず

概要

山水図

さんすいず

絵画 / / 中国

石濤筆

制作地:中国

清時代・17世紀

紙本墨画淡彩

235.5×182.7

1幅

銘文:時卯冬十二月清湘陳人済青蓮艸閣 ; 于今為庶為清門 ; 大滌子

石濤(せきとう)は明の王室の一員として生まれましたが、三歳の頃に明が滅亡し出家、その後は遺民として過ごした人物です。明末清初の個性派を代表する人物として、高い評価を受けています。これは安徽省溪南(けいなん)の八景のうち、「南山翠屏」の詩意を描いたものです。
左上に書かれた題は、そこから眺めれば、黄山の天都峯(てんとほう)、雲門峯(うんもんほう)まで眺め渡されるようだ、という意味で、後ろのひときわ高いのが天都峯、二つに分かれているのが雲門峯でしょう。本図は昭和の南画の大家・小室翠雲(こむろすいうん)の旧蔵品でした。

山水図をもっと見る

石濤筆をもっと見る

東京国立博物館をもっと見る

キーワード

/ 山水 / / Qing

関連作品

チェックした関連作品の検索