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巌下煮茶図

ガンカシャジャズ

概要

巌下煮茶図

ガンカシャジャズ

絵画 / 江戸

木下逸雲(絶筆)

江戸時代・19世紀

縦143.3cm:横50.9cm

1幅

銘文:(右上)「野泉煙火白雲間、坐飲香茶愛此山、崗下維舟不忍去、青谿流水暮潺々 丙寅夏五月望前 写於四天木邨五清堂 長崎逸雲」・「相宰之印」(白)「逸雲」(朱)「荷香深如是吾名」(左下遊印)(白)

長崎三大文人画家の一人、木下逸雲(一七九九?~一八六六)の最晩年の作。款記から、九十九里浜の大網元で画家でもあった斉藤巻石の邸宅で描かれたとわかる。自賛には、唐時代の霊一による「野泉煙火白雲間、坐飲香茶愛此山、崗下維舟不忍去、青谿流水暮潺々」(「与元居士青山潭飲茶」)という七絶が引用されている。涼炉で湯を沸かす野点の様子や遠景の帆船、爽やかな水の流れが添えられ、賛詩の内容を踏まえた描写となっている。

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キーワード

秋色 / 玉堂 / / 醒月

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