文字入籬に梅文様小袖(白綸子地 染・繡)
もじいりまがきにうめもんようこそで
作品概要
籬(まがき)と梅の中に、悠久の長寿をことほぐ詩句「日月不傾東籬 (日月は東籬に傾かず)」の文字が散らされている。 陶淵明(とうえんめい)の漢詩「飲酒」の一節に「採菊東籬下 悠然見南山」とあるように、籬には菊が取り合わされるのが常であるが、この一領では菊が梅に置き換えられている。本来の漢詩との結びつきを離れ、梅と組み合わせることによって、慶祝の意匠と捉えられたのであろう。
もじいりまがきにうめもんようこそで
籬(まがき)と梅の中に、悠久の長寿をことほぐ詩句「日月不傾東籬 (日月は東籬に傾かず)」の文字が散らされている。 陶淵明(とうえんめい)の漢詩「飲酒」の一節に「採菊東籬下 悠然見南山」とあるように、籬には菊が取り合わされるのが常であるが、この一領では菊が梅に置き換えられている。本来の漢詩との結びつきを離れ、梅と組み合わせることによって、慶祝の意匠と捉えられたのであろう。
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