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染分綸子地御所車花鳥文様繡箔小袖

そめわけりんずじごしょぐるまかちょうもんようぬいはくこそで

概要

染分綸子地御所車花鳥文様繡箔小袖

そめわけりんずじごしょぐるまかちょうもんようぬいはくこそで

染織 / 江戸 / 中部

江戸/17世紀

表は卍繋花折枝散の地紋がある綸子、裏は紅平絹を用い、間に薄綿を入れた袷仕立。表は、黒紅(現状は茶)、紅。白の三色で直線や曲線を複雑に組み合わせた不定形に染め分ける。部分的に水浅葱に染めた箇所も見られる。黒紅地には、霞や扇面、籠目、鱗、菊唐草、七宝などの文様を金摺箔で表すが、一部が剥落し、その痕跡を留める。紅時には、左袖から左後身頃にかけて桐枝を、裾には蛇籠を鹿子絞りで表し、鳳凰や孔雀、鷺、鴛鴦や、松、桜、杜若などの草花、御所車、七宝、巴などの文様を刺繡で表す。白地は、一部を藍の鹿子絞りとし、菊、萩、蔦などの草花や蓑亀、七宝、亀甲、鱗、巴、雷文などのの文様を刺繡で表す。刺繡は、白、黄、萌黄、緑、紅、浅葱、紺などの平糸を用い、平繡、纏繡、留繡の技法で表す。孔雀の尾羽の刺繡には杢糸を用いる。また、七宝や御所車、鳳凰の尾羽、孔雀の眼状文などに、撚銀糸を駒繡する。

身丈144.3㎝ 裄65.8㎝

1領

重文指定年月日:20110627
国宝指定年月日:
登録年月日:

一般財団法人J.フロント リテイリング史料館

国宝・重要文化財(美術品)

表は綸子地、裏は紅平絹の袷仕立ての小袖である。表は黒紅(現状は茶)、紅、白の三色で直線や曲線を複雑に組み合わせた不定形に染め分ける。草花や鳥をはじめ、種々の文様を金摺箔、刺繡、絞りの技法で表す。江戸時代初期に流行した、いわゆる「慶長小袖」は、複雑な区画構成の中に、精緻な文様を集合的に配置することが特徴の一つに挙げられる。本小袖にはそれがよく表されており、文様が巧みに配された一領。

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