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御所人形「鶏合」

ゴショニンギョウ「トリアワセ」

概要

御所人形「鶏合」

ゴショニンギョウ「トリアワセ」

染織

2躯

鶏を闘わせて勝負を競う闘鶏は、中国から伝来した遊びで、わが国の宮中などでも三月三日に行われた。江戸時代の「日本歳時記」には、上巳の節供に女の子が雛遊びをし、男子が屋外で闘鶏をする情景が描かれている。この御所人形は、その闘鶏の情景をあらわしたもの。一人は軍配を持ち、紅縮緬の腹掛けと鶴を刺繍したでんちを着る。別の一人は芥子坊主で、紅縮緬の腹掛けに亀を刺繍したでんちを着ており、鶴亀で長寿の吉祥を願う意匠でもある。

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