日本・朝鮮図
にほん・ちょうせんず
概要
この地図を作ったのは、ヴェネツィア共和国の公式地理学者コロネリである。タイトルを書いた箱にイエズス会のマークがあり、本地図がイエズス会に献呈されたものであることが書かれている。『世界地誌』(1694年頃、ヴェネツィア)に収載。
蝦夷(北海道)の南端に「ユピの韃靼」と記され、松前藩の存在を認識していたことも分かる。石見銀山を描き、佐渡金銀山も描いてる。日本海に船1艘。モンタヌスの描いた船から取材したデザインそのままの日本船である。朝鮮は、島ではなく、半島としてしっかり描かれてる。