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愛染遺跡出土五鈷杵

あいぜんいせきしゅつどごこしょ

概要

愛染遺跡出土五鈷杵

あいぜんいせきしゅつどごこしょ

金工 / 鎌倉 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

鎌倉

材質は銅製で、鋳造品である。形状は脇鈷(わきこ)が4本で、それぞれに小突起状の金剛(こんごう)牙(きば)を配す。把(は)中央には張りの弱い鬼目(きもく)を配し、その両側に単(たん)弁(べん)6葉(よう)を飾り、2線一組の紐帯(ちゅうたい)でしめる。

全長14.6㎝、両鈷(りょうこ)部の長さ4.5㎝、蓮(れん)弁帯(べんたい)の長さ5.6㎝、中心径1.7㎝、重さ160gである。

1点

埼玉県児玉郡神川町植竹867-2

神川町指定
指定年月日:20170127

神川町教育委員会

有形文化財(美術工芸品)

本品を出土した愛染遺跡第7地点は、大字元阿保地内に所在し、平成13年度に発掘調査が実施された。本品は長さ1.6m、幅75㎝の墓壙(ぼこう)より出土した。墓壙からは他に古銭(こせん)と酸化(さんか)焔(えん)皿(さら)が出土している。

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