薫房 くんぼう

絵画  日本画 / 昭和以降 / 日本 

小茂田青樹 (1891-1933)
おもだせいじゅ
1927年
絹本著色、屏風二曲一双
各135.7×135.0

様々な植物が葉を広げ咲き誇る温室は、自然では見られない草花同士の並ぶ異空間のようです。窓の枠は、画面に整然とした秩序感を加え、吊り下げられた鉢に手入れする人の行き届いた配慮が窺われます。作者小茂田青樹は今村紫紅、速水御舟らと院展を舞台に近代日本画の革新に尽力した画家です。徹底した写実にもとづきながら洗練された装飾性と、西洋絵画の知的な構成を加えた作風は特有の清新さを醸し出しています。この作品は小茂田が装飾性を深めていった晩年の代表的な作品です。幾分、都会の空気を紛れさせたような空間に広がる植物世界は、オアシスや小宇宙として静かに各々が美しさを競いあっているようです。

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