豊臣秀吉画像
とよとみひでよしがぞう
概要
慶長3(1598)年8月、秀吉が没すると豊臣家ゆかりの大名、社寺は秀吉の神格化のため、礼拝用に秀吉画像をさかんに制作した。これらは大坂の陣(1614~1615年)で豊臣家が滅びるまで制作され、秀吉の命日などに飾られた。本資料も全国に50例ほど残存する貴重な礼拝用画像の1つで、作者は狩野派か長谷川派の絵師と思われる。秀吉の顔は端正な顔立ちで描かれ、鋭い目や目じりの皺、髭など細部にわたってきわめて細かな描写がなされている。
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佐賀県立名護屋城博物館