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円教寺奥之院 開山堂

えんぎょうじおくのいん かいざんどう

概要

円教寺奥之院 開山堂

えんぎょうじおくのいん かいざんどう

宗教建築 / 江戸 / 近畿 / 兵庫県

兵庫県

江戸前期/1673

桁行五間、梁間六間 一重 宝形造 本瓦葺

1棟

兵庫県姫路市書写

重文指定年月日:20140127
国宝指定年月日:

円教寺

重要文化財

円教寺は姫路市街北西の書写山の山上にある天台宗寺院で、奥之院は開山性空の廟所である。現在の開山堂は寛文13年(1673)の建立で、永禄2年(1559)建立の重要文化財円教寺護法堂(乙天社及び若天社)や、天正17年(1589)建立の護法堂拝殿とともに奥之院を構成する。開山堂は桁行五間、梁間六間の宝形造で、礼堂風の外陣、中央を敷瓦の土間とした内陣を持ち、外廻りの和様組物間の菱支輪や、禅宗様の須弥壇廻りと宮殿、外陣の海老虹梁など、近世らしい意匠がみられる。護法堂拝殿は護法堂の正面に建つ桁行七間の懸造である。円教寺奥之院の建造物は、開山堂を中心として、まとまりのある開山廟所の空間を形成しており、既指定の護法堂とともに保存を図る。

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