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紅地雪持椿模様唐織

べにじゆきもちつばきもようからおり

概要

紅地雪持椿模様唐織

べにじゆきもちつばきもようからおり

染織 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸中後期・18~19世紀

丈156.0 裄75.0

1領

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 NS76

未指定

 宝生流で〈道成寺〉を演ずる際にシテが用いる決まり型の装束である。同趣の唐織は、加賀前田家伝来の文化11年(1814)紀の畳紙を伴うものが畠山記念館に所蔵されるほか、ロサンゼルス・カウンティ美術館にも所蔵される。一橋徳川家が写しを作っていたことも知られており、宝生流を重用した諸大名家において、写しがいくつも作られていたと考えられている。
 一方、国立能楽堂所蔵のこの唐織は、明治時代に梅若実が宝生九郎から譲り受けたとされ、宝生大夫家伝来の装束と伝えられ、諸大名家の雪持椿の原型と考えられる。大正9年(1920)刊行の『能装束模様百佳選』第6巻にも「梅若六郎氏珍蔵」として部分図が掲載されている。

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キーワード

畳紙 / Shibuya / 唐織 /

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