若宮八幡神社の湯花行事
わかみやはちまんじんじゃのゆのはなぎょうじ
概要
大崎市三本木新沼地区の安寧を願う大釜と家単位で奉納する羽釜が参道にならべて置かれ,白装束の神職がこれら一つ一つに対して湯笹を浸けて湯を振りまく。釜の奉納者はこの傍らで湯を浴びたのち,白装束の神職の腰を抱いて釜から引き離し,「ケンザ」と呼ばれる神職に正対させる。これを受けてケンザは白装束の神職に向かって祈願を唱える。これをすべての釜に対して行う。白装束の神職が振りまく湯は花に見立てられ,奉納者はこれを浴びることで無病息災になると考えられている。