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瓦硯(陶硯)

概要

瓦硯(陶硯)

奈良

奈良時代・8世紀

須恵器

長20.9 幅15.1 厚5.4

1面

重要文化財

硯は筆記等のために墨を擦(す)り、溜まった墨汁を筆につけるための道具です。陶製で、墨を擦る面には青海波(せいがいは)のような文様(もんよう)が表されていたとみられますが、使用痕が著(いちじる)しく、かなり摩滅が進んでいます。面が内側に向けて湾曲し、猿の顔に似ていることから猿面硯(えんめんけん)と呼ばれる形式で、本品のように木枠などに嵌(は)めて用いられました。
本品は、墨台(ぼくだい)(N-80)、水滴(すいてき)(N-81)、匙(さじ)(N-82)とともに聖徳太子が斑鳩宮(いかるがのみや)で使用したとの伝承を伴っています。

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キーワード

/ 水滴 / / 擦る

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