波に岩文水滴
なみいわもんすいてき
概要
水滴は墨を擦る際に、硯【すずり】に水を注ぎ入れるための容器です。本品は、平安時代らしい饅頭形【まんじゅうがた】のふっくらとした形状で、表面に線刻で波涛【はとう】に巌【いわお】と州浜【すはま】を配した荒磯【ありそ】の情景を表しています。弦【つる】や蓋を欠くものの、平安時代に遡【さかのぼ】る貴重な遺例で、王朝文化の気分を伝えています。
なみいわもんすいてき
水滴は墨を擦る際に、硯【すずり】に水を注ぎ入れるための容器です。本品は、平安時代らしい饅頭形【まんじゅうがた】のふっくらとした形状で、表面に線刻で波涛【はとう】に巌【いわお】と州浜【すはま】を配した荒磯【ありそ】の情景を表しています。弦【つる】や蓋を欠くものの、平安時代に遡【さかのぼ】る貴重な遺例で、王朝文化の気分を伝えています。
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