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波に岩文水滴

なみいわもんすいてき

概要

波に岩文水滴

なみいわもんすいてき

金工 / 平安

平安時代・12世紀

銅製 鋳造 彫金

高さ4.8 胴径7.3 底径5.5 注口を含む長さ9.0

1口

水滴は墨を擦る際に、硯【すずり】に水を注ぎ入れるための容器です。本品は、平安時代らしい饅頭形【まんじゅうがた】のふっくらとした形状で、表面に線刻で波涛【はとう】に巌【いわお】と州浜【すはま】を配した荒磯【ありそ】の情景を表しています。弦【つる】や蓋を欠くものの、平安時代に遡【さかのぼ】る貴重な遺例で、王朝文化の気分を伝えています。

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キーワード

水滴 / Dropper / / 銅製

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