砂館神社本殿
すなだてじんじゃほんでん
概要
・砂館神社はもと毘沙門堂といって、寛正3年(1462)松前氏祖武田信廣が洲崎館内に建てた社で、以後、洲崎館の守り神として祀られました。
・洲崎館はコシャマインの戦い後、武田信廣により長禄元年(1462)8月に築かれ、後に造られた勝山館とともに松前藩の基礎を築いた館として貴重な史跡です。
・これらのことから、砂館神社は上ノ国八幡宮、夷王山神社とともに上ノ国三社として、松前藩から敬われ、江戸時代末頃まで、藩主による一代一参(藩主が代わった時に1回は参拝すること)が行われ、また、毎年正月には家臣たちが藩主に代わって参拝しました。
・安永7年(1778)12月の火事で焼失したため、翌安永8年藩主松前道廣によって再建されました。再建の経緯を示す棟札4点が、合わせて指定されています。
・また、洲崎館からは、現在までに、銭2500枚、中国製青磁、白磁、国産の珠洲焼擂鉢、人の頭骨等が発見されています。
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北海道(地方指定文化財)