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岩宿遺跡出土品

いわじゅくいせきしゅつどひん

概要

岩宿遺跡出土品

いわじゅくいせきしゅつどひん

考古資料 / 旧石器 / 関東 / 東京都

東京都

旧石器

一括

東京都千代田区神田駿河台1-1

重文指定年月日:19750612
国宝指定年月日:
登録年月日:

明治大学

国宝・重要文化財(美術品)

 岩宿遺跡は群馬県新田郡笠懸村阿佐見、沢田および岩宿にかけて存在する独立した丘陵の南斜面にある。
 岩宿の切通しの関東ローム層の中から発見される石器を採集していた相沢忠洋氏の資料にもとづいて、昭和二十四年(一九四九)九月、翌二十五年四月の二回にわたり、明治大学による発掘調査が行なわれた。その結果、関東ローム層の表面から一メートル下に四〇センチほどの厚さの黒色土層があり、この中から出土した石器を岩宿Ⅰ文化、その直上の関東ローム層中五〇センチほどの層から発見された石器群を岩宿Ⅱ文化、それよりやや上の層より発見された石器を岩宿Ⅲ文化と分類することができた。そして繩文時代以前に土器を使用しなかった古い石器文化が存在したことが実証された。
 今日では先繩文時代の遺跡は全国に分布し、多くの遺跡が調査されるようになり、編年も組立てられてきているが、その先駆をなしたのは岩宿遺跡であり、出土石器類は学術資料としてきわめて重要である。

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キーワード

石器 / / 遺跡 / 繩文

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