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静物

せいぶつ

概要

静物

せいぶつ

三岸節子  (1905-1999)

みぎしせつこ

昭和33年/1958年

油彩・キャンバス

65.0×80.5cm

一宮市三岸節子記念美術館

画面右上に署名:S.MigiSHi
裏面に画題・署名:静物 三岸節子
出品:第12回新樹会展(1958)
壺やコンポートなどが描かれているのであろうが、ものの形や輪郭は消えかかり、壺の古く乾いた質感だけが残り、画面の中の造形的要素と化している。茶色と黒を塗り重ねて重厚な画面にし、白色により物の存在を明らかにするとともに、刷毛のような筆使いで上下をつなぎ、全体をまとめている。モチーフのもつ時の経過や土のぬくもりといった感じとは異なり、限られた色彩を用いて逆にシャープでモダンな造形感覚にあふれた作品が生み出されている。

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キーワード

節子 / 三岸 / MigiSHi / 画面

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