大樹遺跡出土の遺物
たいきいせきしゅつどのいぶつ
概要
・大樹遺跡は萌和山南麓のメム川の支流に沿う下大樹地区にあり、昭和37~38年に発掘調査が行われています。
・縄文時代早期(8000~7000年前)の北海道東部地域の文化の特色を示す一群の土器が多数発見され、「大樹式」と名づけられました。
・この大樹式土器は、高さが20センチメートルほどで、貝殻などで文様のつけられた筒形で平底の土器です。口縁が波状に作られているものもあります。
・出土遺物には土器のほかに石器があり、石鏃は黒曜石製の細身のもので、無柄です。削器、石錘もあります。