金銅輪宝 こんどうりんぼう

工芸 / 奈良県 

鎌倉~南北朝時代 13~14世紀
銅製 鋳造 鍍金
径11.8 轂径3.8 厚1.0
1口

 中央の轂(こく)は間弁付きの八弁で、弁は内側に輪郭を刻んでいる。花心は凸レンズ状に隆起する。八本の独鈷(とっこ)は薄く平たい点に特徴があり、鈷(こ)のつけ根には間弁付き四弁の蓮弁帯を表している。蓮弁は輪郭を二重に表している。外輪の内側に二重の圈線を巡らし、外側に鋒を覆うほどに大きい花弁を並べている。そのため、鋒は八角の先端を僅かに覗かしているに過ぎない。花弁が鋒を覆うほどの面積を占めている点、及び薄型の独鈷に特徴がある。やや仕上げは入念さを欠いており、製作年代は南北朝時代まで視野に入れる必要があろう。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.51, no.31.

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