金銅輪宝 こんどうりんぼう

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工芸 / 奈良県 

鎌倉時代 13~14世紀
銅製 鋳造 鍍金(輪部と鈷部は別作、鑞付け)
径10.9 轂径2.4 厚0.6
1口

 小ぶりで薄形の八角輪宝(はっかくりんぼう)。通常の輪宝と異なり中央部と外周部との厚みに差がなく、一般に刃状に薄く作る周囲の峰も特に厚みに変化を付けていない。中央の轂(こく)は八角形で表裏に八葉素弁の蓮華を表す。蓮肉は八花形を呈し、中央に1箇、周囲に8箇の蓮実を打ち、外周にしべを刻んでいる。鈷(こ)は細めで先端部を外輪の内側に鑞付けしている。外周部は内側に二重圈線を巡らし、外側は花弁帯としている。今日の作例を見る限り、鎌倉~室町時代の輪宝は一回の鋳造で作られるものが一般的で、本品のように二つに分けて鋳造し鑞付けする例は稀である。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.50, no.30.

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