独鈷形橛 とっこがたけつ

工芸 / 奈良県 

室町時代 15世紀
銅製 鋳造
長24.4
1口

 先端を独鈷(とっこ)形に作った四橛(しけつ)のうち1口が遺ったと考えられるもの。鈷部は匙面取(さじめんと)りのない四角錐(しかくすい)形で、その下に8箇の鬼目(きもく)を挟んで浅い蓮弁(れんべん)飾りを配している。鈷部を独鈷形に作り、先端に宝珠(ほうじゅ)をつけないのは金剛界鎮壇用(こんごうかいちんだんよう)四橛に分類される形式である。金剛杵(こんごうしょ)の一方のみを鈷とせず橛に替えたような類例のない形状で、四橛の多様性を考える上で興味深い作例である。独鈷形の部分と橛の部分は別造し、鑞(ろう)付けしたものとみられる。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.65, no.42.

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