金銅金剛盤 こんどうこんごうばん

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工芸 / 奈良県 

鎌倉~室町時代 14世紀
銅製 鋳造 鍍金
巾24.0 奥行17.7 高4.2
1口

 金剛盤(こんごうばん)は、壇上に配し、五鈷鈴(ごこれい)、五鈷杵(ごこしょ)、三鈷杵(さんこしょ)、独鈷杵(とっこしょ)を安置するための台である。
 本品は鋳銅(ちゅうどう)製四葉形の盤の下に三脚の低い獣脚(じゅうきゃく)をつける形式の金剛盤。盤の部分は素文で各葉は独立し、断面三角形で子持ちの縁を周囲にめぐらせている。獣脚は面取りした猫脚(ねこあし)形で断面五角形。全体に簡素な作りで、盤面が若干縦方向に広がる点や太作りの獣脚は時代の下降をうかがわせるが、四葉形の先端が穏やかな点は古様を示しており、鎌倉時代後期に遡(さかのぼ)る可能性がある。なお、盤の裏面に針書(はりがき)銘があり、施入者(せにゅうしゃ)を示すものかと思われるが、この人物については今のところ手懸かりがない。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.49, no.29.

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