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来迎院多宝塔

らいごういんたほうとう

概要

来迎院多宝塔

らいごういんたほうとう

宗教建築 / 室町 / 関東 / 茨城県

茨城県

室町後期/1556

三間多宝塔、こけら葺

1基

茨城県龍ケ崎市馴馬町

重文指定年月日:20061219
国宝指定年月日:

来迎院

重要文化財

 来迎院は,弘治2年(1556)頃に境内が整えられた天台宗寺院で,多宝塔も同時期に建てられた。
 多宝塔は,下層を方三間とし内部に須弥壇が置かれ,上層を円形平面とし腰組付の縁を廻らし,こけら葺の屋根の上に相輪を戴く。当地で活躍していた前嶋大工の手になり,同大工による薬王院本堂(水戸市,重要文化財)などと共通する意匠をもつ。
 来迎院多宝塔は,均整の取れた外観で,北関東地域における室町期の特徴を細部に良く示す多宝塔として,高い価値がある。

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