来迎院多宝塔
らいごういんたほうとう
概要
来迎院は,弘治2年(1556)頃に境内が整えられた天台宗寺院で,多宝塔も同時期に建てられた。
多宝塔は,下層を方三間とし内部に須弥壇が置かれ,上層を円形平面とし腰組付の縁を廻らし,こけら葺の屋根の上に相輪を戴く。当地で活躍していた前嶋大工の手になり,同大工による薬王院本堂(水戸市,重要文化財)などと共通する意匠をもつ。
来迎院多宝塔は,均整の取れた外観で,北関東地域における室町期の特徴を細部に良く示す多宝塔として,高い価値がある。
らいごういんたほうとう
来迎院は,弘治2年(1556)頃に境内が整えられた天台宗寺院で,多宝塔も同時期に建てられた。
多宝塔は,下層を方三間とし内部に須弥壇が置かれ,上層を円形平面とし腰組付の縁を廻らし,こけら葺の屋根の上に相輪を戴く。当地で活躍していた前嶋大工の手になり,同大工による薬王院本堂(水戸市,重要文化財)などと共通する意匠をもつ。
来迎院多宝塔は,均整の取れた外観で,北関東地域における室町期の特徴を細部に良く示す多宝塔として,高い価値がある。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs