石造菩薩立像
作品概要
総高三メートルを超す石灰岩の彫刻で、北斉代初頭、天保三年(五五二DA)の製作である。作風は全体として斉整された趣にまさり、像の服制や衣文、先端の尖った光背の概形やその図様にはまだ前代の風が遺っているが、丸味を増した肉身の立体性など、まさに当代の様式を示している。藤井斉成会の河清三年銘石像と並ぶ北斉代の注目すべき優品であり、しかも製作の時期や願主等を明らかにする点で資料性も高い。
総高三メートルを超す石灰岩の彫刻で、北斉代初頭、天保三年(五五二DA)の製作である。作風は全体として斉整された趣にまさり、像の服制や衣文、先端の尖った光背の概形やその図様にはまだ前代の風が遺っているが、丸味を増した肉身の立体性など、まさに当代の様式を示している。藤井斉成会の河清三年銘石像と並ぶ北斉代の注目すべき優品であり、しかも製作の時期や願主等を明らかにする点で資料性も高い。
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